【研究のコツ】 この船(研究)の最高速度

ワンピースで好きなシーンがあります。船の最高速度についてビビ王女が語るシーンです。これって研究にも通じるんじゃないかなと思うわけです。

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最速でアラバスタへ到達するためには、一見時間がかかるように見えるけれどもナミをまずは治して、それから向かう。これがこの船の最高速度。というビビの主張です。王族は演説が上手ですね~。


研究に置き換えて考えてみましょう。

研究を早く進めるコツは最短で目的の結果を得ることです。
んな当たり前な…。って感じですが、ビビの主張同様、一見最速に見えない方法が最速だったりします。

例えばこんなケース。私は有機合成をしていたので、その時の例です。

Aという化合物から始めて→B→C……と続いて→J を作るというテーマだとします。
BからCを合成するタイミングで、5つの反応が候補としてあるとします。
現在Bという化合物は5g持っています。ここでどうするか
パターン①:ある反応が最も良さそうなので、5g一気にその反応をかけ、Cをつくる
パターン②:どの反応がうまくいくかわからないので、10mgずつ5つの反応を試し、良さそうなもので5g反応をかける
パターン③:どの反応がうまくいくかわからないので、10mgずつ5つの反応を試し、良さそうな反応をピックアップ、さらに詳細な条件検討をして反応をブラッシュアップ。それから5gを反応にかける。

一発で最適反応条件を見出すことができるのであれば、パターン①が最速でしょう。しかし、研究はそんなに甘くありません。鉄板だと思われる実験もいざやってみると失敗したりします。パターン①で失敗した場合にはまた化合物Aから作り直すことになり、結果的に時間がかかります

パターン②と③は石橋のたたき具合の違いです。もし簡単な実験であるならばパターン③は検討しすぎで遅いかもしれません。その実験の難しさ次第でこの辺の匙加減を変えていくのはある程度経験が必要です。とはいえパターン①のぶっつけ本番の体育会系ノリスタイルは明らかに長い目で見て遅いです。

・自分がノリだけで研究を進めてしまっていないか。
・この研究(船)の最高速度は何か。

といったことを意識しながら実験計画を1日単位ではなく1週間~2週間単位で立てられるようになると、研究の速度は上がっていきます。

急がば回れ、です。

♬ よるのかぜ 浴びたまま 車で 感じたまま
  いっそ光る街中超えて行こう 夜を超えてく
  月明り 浴びたまま 星空に 感じたまま
  いっそ光る街中超えて行こう
  素敵にブレーキ踏まずに行こう ♬
~ ケツメイシ - よる☆かぜ ~

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